
ITを活用した地域コミュニティ構築や場づくりを行うCommunity Plusが、長野県・白樺湖のほとりにあり、2024年に閉鎖された旧茅野市市営温泉「白樺湖温泉すずらんの湯」を、入浴・食事・集い・滞在の拠点「灯湯(あかりゆ)すずらん」として、6月27日(土)に再生・オープン!
それに先立ち、地域のつながりを醸成する「コミュニティスペース」および「子どもの見守りスペース」の整備を目的としたクラウドファンディングを、For Goodにて4月8日(水)より実施中だ。
栗山友理さんの原体験から、民間による承継を決意
標高1,450mに位置する白樺湖周辺は、冬場はマイナス15℃に達する過酷な環境。地域住民や別荘利用者にとって、温浴施設は単なるレジャーではなく、心身を維持するための「生活インフラ」そのものだったという。

Community Plus代表・栗山友理さん
市営時代の「白樺湖温泉すずらんの湯」は、年間約4,000万円の赤字(補助金除く)を抱え、運営の限界から閉鎖。元TVプロデューサーで、3児の母であるCommunity Plus代表の栗山友理さんは、かつて双子の育児に追われていた際にこの場所の常連客の優しさに救われた原体験から、「地域の灯を消してはいけない」と民間による承継を決意。テクノロジーを活用した地域活性化支援の経験を活かし、持続可能な事業モデルへの転換に挑む。
3つの再生機能を統合した「地域共生型拠点」へと進化

新拠点「灯湯すずらん」が提案する新しい循環モデルでは、単なる温泉施設としての再開ではなく、3つの再生機能を統合した「地域共生型拠点」へと進化させるとのこと。
「1:食の再生」として、地元農家・生産者からの直接仕入れを中心とした「発酵料理と高原野菜」の食堂を併設。「2:集いの再生」として、多拠点居住者や子育て世代が日常的に交流できるコミュニティ・ワークスペースを整備し、「3:仕組みの再生」として、ITを活用した関係人口の可視化と、コミュニティポイント・DAO的要素を取り入れた運営を行うとしている。
ネクストゴールは300万円
現在実施中のクラウドファンディングでは、旧「白樺湖温泉すずらんの湯」の常連、地域の別荘等保有者、近隣のスキー場利用者、地域事業者からの支援も受け、開始から1週間でファーストゴールの150万円を達成。現在は、原油・物価高の昨今においても地域や常連の人に「使いやすい」温泉・地域拠点を維持するため、ネクストゴールの300万円を目指している。
集まった資金は、コミュニティスペースの家具・設備、子どもの見守りスペースの床材・フェンス、物販エリアの棚等の整備費用、サウナ後に整う整い椅子の整備、地域住民・常連割引等への充当に使用されるとのこと。

画像はイメージ。実際の返礼品と異なる。
返礼品(リターン)には、一例として、地域の事業者との共創や、施設を自分事として応援できるプランの他、遠方からも応援しやすい、地域の魅力を詰め込んだ遠隔応援プランなどが用意されている。
栗山友理さんの想い
Community Plus代表・栗山友理さんは、「『大手でないと勝算がない』。と言われた赤字施設ですが、私を突き動かしたのは、かつて双子の育児に追い詰められていた私を、この場所でそっと助けてくれた常連さんたちの手のぬくもりです。草刈りや清掃、そしてオープンを前にそっと施設の植栽の整備をしてくださる地域の皆さんの背中を見たとき、確信しました。ここは単なる温泉ではなく、白樺湖の皆さんにとっての一つの灯(ともしび)なのだと。かつて私を救ってくれたこの灯を、今度は私が守り、子供たちの代まで繋いでいきたい。白樺湖の新しい未来を、皆さんと共に描けることを心から願っています」とコメント。
この機会に、閉鎖された「白樺湖温泉すずらんの湯」を民間再生し、地域インフラの灯を守るクラウドファンディングを応援してみては。
For Good:https://for-good.net/
プロジェクト名:灯湯(あかりゆ):白樺湖に、もう一度「帰ってこれる灯り」をともす
Community Plus HP:https://community-plus.co.jp
(佐藤ゆり)